カーリースに任意保険が必要な理由!選び方や加入方法を詳しく解説

車のサブスク 基礎知識

『カーリースって任意保険が必要なの?』
『自賠責保険があるから十分じゃないの?』
『リース料金に任意保険も含まれてるでしょ?』

車のサブスク(カーリース)の利用を検討されている方の中には、任意保険(自動車保険)は必要なの?と疑問に思われている方もいらっしゃいます。

結論を言えば、車のサブスク・カーリースに任意保険は必須です。

どれほど安全運転を心がけていても、事故に巻き込まれる可能性は少なからずあります。

そのため、もしもの時に補償してくれる任意保険は非常に重要です。

また、自賠責保険だけでは補償内容が不十分ですから、安心してカーライフを楽しむためにも任意保険は必要と言えます。

ここでは、車のサブスクにおける任意保険の必要性、保険の種類、保証の内容、選び方など詳しく解説していきます。


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カーリースに任意保険が必要な4つの理由

カーリースの任意保険への加入は強制ではありません。

ですが、カーリースを利用するなら任意保険への加入は必須と言えます。その理由は4つあります。

  1. 自賠責保険では補償されない部分をカバーするため
  2. リース車の修理費用をカバーするため
  3. 中途解約による解約金・違約金をカバーするため
  4. 事故現場での適切な対応を行ってくれる

1.自賠責保険では補償されない部分をカバーするため

『自賠責保険があるから任意保険はいらないでしょ?』

このような理由から任意保険の加入は必要ないとお考えの方は多いかもしれません。

車のサブスク・カーリースでは、基本的に自賠責保険は月額料金に含まれています。

車の保険に加入しているのに、さらに保険に入る必要はない!とお考えかもしれません。

ですが、自賠責保険は「補償範囲」が限定されていることをご存知でしょうか?

自賠責保険と任意保険の補償範囲の違いについて詳しくは後述しますが、自賠責保険では補償されない部分をカバーできるのが任意保険なのです。

2.リース車の修理費用をカバーするため

車のサブスクは、契約期間中は「車の所有者」はリース会社です。

運転するあなたは所有者ではなく、使用する権利を有する「使用者」に過ぎません。

他人の車を使用するわけですから、傷やへこみを付けたり、故障させたりした場合は修理をしなければいけません

自分の車であれば修理するかどうかは自己判断ですが、借り物ですからそういうわけにはいきませんよね。

そして、修理費用は自己負担です。

仮に修理せずにリース会社に返却した場合は、修理費用を請求されます

契約期間中に起きた事故による傷や故障の修理費用は自己負担となります。

それを補償する任意保険に加入しておけば高額な費用を払わずに済むので安心です

3.中途解約による解約金・違約金をカバーするため

車のサブスク・カーリースでは、契約期間中に解約(中途解約)することは原則不可となります。

もし、解約する場合はリース会社に対し違約金・解約金現金一括払いしなければいけません

まとまった現金が用意できないと解約すること自体が難しくなります。

全損事故のように車両が走行不可能な状態になった場合、

リース契約は強制的に解約となり契約は中途解約となりリース会社に違約金・解約金を支払わないといけないのです

一般的な任意保険の補償内容の一つである「車両保険」は、残りの期間のリース料金と契約満了時の残存価格(残価)の部分をカバーできます。

ですが、車両保険は違約金・解約金までは補償されない場合がほとんど。補償されない部分は自己負担になります。

違約金・解約金をカバーするためにはカーリース専用の任意保険が必要になるのです。

4.事故現場での適切な対応を行ってくれる

車で事故を起こした場合、負傷者の救助や消防、警察への連絡、事故状況の記録、相手方との交渉など自分で行います。

慣れないことで、どう対応すればいいのかわからずパニックになってしまうケースは少なくないです。

任意保険に加入していれば、保険会社に連絡するだけで示談交渉など、保険会社の担当者が事故現場での適切な対応を行ってくれます

自賠責保険と任意保険の補償内容の違い

車の保険は「自賠責保険」「任意保険」の2つにわけることができます。

自賠責保険は最低限の保証のため、高額な賠償額をまかなえません。

自賠責保険ではまかなえない分をカバーするのが任意保険(自動車保険)です。

ここでは自賠責保険と任意保険それぞれの補償内容や役割について解説していきます。

自賠責保険 任意保険
加入義務 あり なし
補償対象 ・対人賠償 ・対人賠償
・対物賠償
・人身傷害補償
・搭乗者傷害保険
・自損事故保険
・無保険車傷害保険
・車両保険
補償額 ・傷害:1名につき最高120万円
・死亡時:1名につき最高3000万円
・後遺障害時:最高4000万円
契約により上限が異なる
(無制限も可)
示談交渉 代行なし 代行あり
特約 なし ・弁護士費用特約
・対物差額修理費用補助特約
・運転者限定特約
・運転者年齢条件特約
・etc
ロードサービス なし あり
任意保険の特約って何?
任意保険の基本補償にプラスして補償を手厚くするオプションです。保険会社によってはパッケージ化されている場合もあります。内容は保険会社によって様々な種類があり、名称も異なります。特約は主に「補償内容を充実させるもの」と「補償を限定して保険料を安く抑えるもの」の2種類あります。

自賠責保険

自賠責保険は、法律によって車1台ごとに加入が義務付けられている保険で、強制保険とも言われます。

事故時の被害者を救済するための保険ですが、補償額は無制限ではありません

保険金の支払いは上限があり、次のとおりです。

傷害 120万円
後遺障害 最高4000万円
死亡 最高3000万円

※被害者1名につき

このように自賠責保険には補償額に上限があり、それを超える分については自己負担もしくは任意保険(自動車保険)で補填する必要があります

昨今の事故では、賠償額が1億円を超えることも珍しくなく、自賠責保険だけでは賠償金が不足してしまう可能性が高いです。

また、自賠責保険は補償範囲が対人賠償に限定されます。、相手方の身体への補償だけということです。

自賠責保険の目的はあくまでも事故被害者の救済だからです。

つまり、相手方の車、自分の身体や車の補償は一切ないということです。※同乗者への補償もありません。

仮に、あなたが事故の加害者になって、身体と車がどれだけ被害を受けても自賠責保険から保険金は出ません

このことから、自賠責保険だけでは万全ではないということがわかりますね。

任意保険(自動車保険)

任意保険は、自賠責保険では補償されない部分をカバーしてくれる保険です。

文字通り、加入は任意でドライバーが補償範囲を選ぶことができます。

任意保険は補償内容が様々なため、わかりにくい印象があるかもしれませんが補償対象が何かを理解することが大切です。

任意保険の補償内容は大きく分けて「賠償責任保険」「人身傷害補償保険」「車両保険」の3つあります。

賠償責任保険…事故の相手(人・物)に対する補償
人身傷害補償保険…自分と同乗者に対する補償
車両保険…自分の車に対する補償

これらをさらに細かく分けると7つの基本補償に分類されます。

任意保険(自動車保険)
種類 補償内容 基本の補償
賠償責任保険 被害者、被害者のモノ
(車、家屋、店舗、塀など)に対する補償。
ガードレールや電柱など公共物も補償の対象。
1.対人賠償保険
2.対物賠償保険
傷害保険 加入者や同乗者が死傷した場合の補償。 3.人身傷害補償保険
4.搭乗者傷害保険
5.自損事故保険
6.無保険車傷害保険
車両保険 自分の車についての損害を補償。
事故、イタズラ、自然災害、当て逃げ、
盗難にまで適用される。
7.車両保険
任意保険7つの補償内容

任意保険の7つの補償内容

1.対人賠償責任保険

車の事故で相手を死傷させてしまった場合に相手への賠償としてお金が出る保険です。

相手が死亡または重度の障害を負ってしまった場合、賠償額は数億円に上ることもあり自賠責保険だけでは足りないため、その不足分を対人賠償責任保険で補います。

高額な賠償も十分にありえることから対人賠償責任保険の保険金額は「無制限」とするのが一般的です。

保険金額…保険会社から支払われる保険金の限度額(補償限度額)

2.対物賠償責任保険

車の事故により相手のモノ(車、家屋、壁、ガードレール、信号などなど)を壊して損害を与えた場合に保険金が出る保険のこと。

相手への賠償が対象となるため、自分のモノは対象外になります。

例)
車で店舗に突っ込んでしまい、店舗の修繕費用、損壊した商品の弁償、営業負荷となってしまった期間の休業補償などが発生。→これらの賠償に対して対物賠償責任保険から保険金が支払われる

対物賠償責任保険も保険金額は無制限とするのが一般的です。

3.人身傷害補償保険

車の事故によって自分や同乗者が怪我を負った場合などに、治療費や逸失利益等を補償する保険です。

保険金額の範囲内で、実際にかかった損害額が補償されます。

過失割合に関係なく損害分の保険金が支払われますので、経済的な心配を大幅に減らせます。

補償範囲は2つのタイプから選択できるのが一般的です。

  1. 搭乗車中の自動車事故のみ補償
  2. 車外の事故も補償(契約の車に乗っていないときの自動車事故)

車外の事故も補償するタイプの方が安心ですが、その分保険料は高くなります。

相手からの損害賠償金は、示談によって過失割合が決まった後に支払いとなり、示談が思うようにまとまらない場合は長期に渡る治療費は自己負担となってしまいます。

ですが、人身傷害補償保険は示談を待つことなく自分の保険から保険金が受け取れるので「費用を心配しないで治療を受けられる」安心感が大きいです

※逸失利益…事故にあわなければ本来得られたはずの収入のこと。
過失割合…事故の責任が当事者それぞれにどのくらいあるのかという割合。

4.搭乗者傷害保険

契約対象の車に乗っていた人(運転車・同乗者)が、事故によって死傷した場合に補償が受けられる保険です。

運転の過失割合に関係なく保険金が支払われ、損害額が決まっていない場合でも保険金を受け取れるスピーディーさが特徴です。

また、搭乗者傷害保険は保険金を請求しても自動車保険の等級が下がりませんので、補償を受けられるなら積極的に保険金を請求するのが良いでしょう。

搭乗者傷害保険は人身傷害補償保険の上乗せ的なものなので、人身傷害補償保険なら保険金額を上限として実際の損害額が支払われます。

そのため、搭乗者傷害保険を付ける人は少ないです。

5.自損事故保険

自損事故とは、「相手方のいない単独の事故」もしくは「自分の過失割合が10割(100%)で相手方の過失割合が0(相手方に落ち度がまったくない)の事故」のことです。

そのような場合に保証が受けられるのが自損事故保険です。

たとえば、ハンドル操作を誤って電柱に衝突した、完全に停止した車に後ろから突っ込んでしまった…といった場合が対象になります。

このような場合、同乗者と相手方には自賠責保険や対人・対物賠償保険から補償が受けられますが、ドライバーの師匠に対しては補償が受けられません。

自損事故はこういった場合にドライバーを補償する保険です。

人身傷害補償保険で補償される場合はそちらの保険で補償されますし、自賠責保険でカバーできる場合もあります。

また、自損事故保険は自動付帯が基本なので選び方に困ることはないでしょう。

6.無保険車傷害保険

無保険車傷害保険は次のような場合に、保険金を受け取れる保険です

  • 事故の相手方が任意保険に加入していない
  • 当て逃げ・ひき逃げなどで事故の相手方を特定できない
  • 相手方の任意保険では賠償額を補償するのが十分でない

相手方が支払うべき賠償金額と実際に相手方から受け取った保険金との不足分を補償してくれます。

ただし、補償対象は「事故によって死亡または後遺障害の状態」になった場合のみです。

事故によるケガで入院してもこれらに当てはまらない場合は無保険車傷害保険からの補償はありません。

無保険車傷害保険も自動付帯となっていることがほとんどです。

7.車両保険

車両保険は、保険契約している車(自分の車)の修理費などを補償する保険です。

車両保険は、各保険会社で補償範囲の異なるタイプを用意していますが、ほとんどの保険会社で取り扱っている車両保険は主に次の3種類です。

  1. 一般型…補償範囲が広い
  2. 車対車+A…補償範囲がやや狭い
  3. エコノミー型…相手方がわかる車対車の事故のみ
補償内容 一般型 車対車+A エコノミー型
衝突

火災・爆発 ×
台風・洪水・高潮 ×
盗難 ×
自損事故 × ×
当て逃げ × ×

※相手方の車・ドライバーまたは所有者が確認できた場合のみ補償

保険会社によって商品名は異なりますが、おおよそ上記3種類が代表的なタイプとなります。

補償範囲が広い一般型のほうが安心ですが、その分、保険料は高くなります。

ただ、当て逃げや自損事故など、もしもの時でも手厚い保障を受けられる方がいいという場合は、一般型を検討するといいでしょう。

たとえば、事故で被害者にケガを負わせてしまった場合、自賠責保険は補償金額に上限があるので治療費をまかないきれないこともあります

そういった場合に任意保険に加入していれば、不足分を補うことができます。

また、自賠責保険は事故で自分が怪我したり車に傷がついたりしても一切補償されませんが、任意保険に加入していれば安心です。保険会社が相手方と交渉の代行もしてくれます。

任意保険の補償は、保険会社によってプランが様々です。補償範囲や補償金額はドライバーが個別に設定することができます。

対人・対物賠償は保証金額を無制限にすることも可能です。ただ、補償金額を高くすればその分支払う保険料も高くなるので注意が必要です。

任意保険は基本的に1年更新型となっています。

カーリースに適した任意保険の補償の選び方

では、カーリースに適した任意保険の選び方について詳しく見ていきましょう。

カーリースに適した4つの補償内容と選び方のポイント

任意保険には7つの基本補償がありますが、その中でもカーリースを利用するうえで付帯を検討すべき補償内容は次の4つです。

  1. 対人賠償保険
  2. 対物賠償保険
  3. 人身傷害補償
  4. 車両保険

1.対人賠償保険・2.対物賠償保険は「無制限」で

対人賠償保険は人身事故を起こした場合の被害者(人)に対する補償です。

自賠責保険でもカバーされますが、自賠責保険で設定される上限額では賄えない可能性もあります。それをカバーするのが対人賠償保険です

対物賠償保険は、事故の被害者のモノに対する補償です。代表的なのがクルマです。

他には家屋や店舗、塀なども対象となりますし、ガードレールなどの公共物も補償対象です。ただし、自分の車に対する補償はありません。

対人・対物の賠償額は、数億円に上る可能性もあるので補償額は「無制限」にしておくのがおすすめです

大抵の場合は無制限に設定できますので、予期せぬ高額な賠償金に備えておくと安心です。

3.人身傷害補償は必要な分を見極める

人身傷害補償は、運転者と同乗者の身体や生命に対する補償です。

自賠責保険ではカバーされないので、人身傷害補償保険で備えておくのがいいでしょう

人身傷害補償は、事故に巻き込まれた場合(歩行中や他人の車に乗っているときなど)も適用されます。

補償範囲はご自分で選択できるので、不要だという方や医療保険に加入していてそちらの補償で十分という方もいらっしゃるでしょう。

ご自分の保険加入状況も考慮して検討されることをおすすめします

4.車両保険で修理費用を補償

車両保険は、自分の車の損害が補償される保険です。

一般的な任意保険でもカーリース専用保険でも車両保険は「特約扱い」になっている事が多いため、加入されない方が多いです。

ですが、車両保険は付けておくことをおすすめします

車のサブスク・カーリースでは、契約満了時に車両を返却する場合、原状回復義務(借り始めたときと同じ状態に戻すこと)があり、車両についた傷やへこみなどを修理しなければいけません

これをやらずに返却した場合は、リース会社から修理費用を請求されます。

また、車両保険は、自分が起こした事故だけでなく、相手が特定できない当て逃げや盗難、イタズラや自然災害(津波など例外あり)にまで適用されます

このような事態を防ぐためにも、車両保険に加入しておきましょう。

特約とは…予め決められている保険の内容が基本補償、それに付加させて補償されない不足分を補い補償内容を充実させるものが特約です。オプションと考えていただけるとわかりやすいかと思います。

プラスα:リースカー車両費用特約付き任意保険がおすすめ

車のサブスク・カーリースでは、全損事故を起こした場合、契約は強制解約となり中途解約費用(違約金・解約金)をリース会社に払わなければいけません。

『車両保険があるから大丈夫でしょ!』

と思うかもしれませんが、車のサブスク・カーリース特有の中途解約費用は車両保険では補償されない場合が多いです

そこでおすすめしたいのが「リースカー車両費用特約」です。

リースカー車両費用特約をセットすれば、全損事故時の中途解約費用も補償されます


出典:定額ニコノリパック

カーリース専用の任意保険に加入する

一般的な任意保険は自家用車を対象としており、カーリースだと契約できないものもあります

カーリース会社によっては、カーリース専用の任意保険を用意していたり、月額料金に標準で組み込まれているところもあります。

カーリース専用の任意保険は、カーリースならではのトラブルなどに対しての補償が充実しているので、リース利用者にとって使いやすい保険と言えます。

また、支払う保険料がリース料金(月額料金)に含めることができ管理しやすくなるのも魅力です。

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まとめ

車のサブスク・カーリースは、リース料金に自賠責保険は含まれていても任意保険(自動車保険)は含まれていない場合が多いです。

また、任意ということで加入されない方も少なくないです。

しかし、自賠責保険だけですべての補償をカバーできるわけではありません。

もしものことも考えると任意保険への加入をおすすめします。

任意保険は、保険料の金額にだけ注目するのではなく、補償範囲を理解しご自分の状況や車の使い方にあった補償内容を選ぶことが大切です。

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