『カーリースとローンどっちがお得なの?』
『カーリースも金利がかかるの?』
『車のサブスクって割高でしょ?わざわざ利用するメリットってある?』
クルマはカーリース(車のサブスク)とローンで購入する、どちらがお得なのでしょうか?
いずれも金利(手数料)がかかるのでできるだけお得な方で車に乗りたいですよね。
この記事では、カーリースとカーローンを比較し、それぞれの特徴やどのような方に向いているのか解説していきます。
※カーリースと車のサブスクは同じサービスです。
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カーリース(車のサブスク)も手数料(金利)がかかる!実はローンよりも高い?
カーリース(車のサブスク)は利率を公開していない
カーリース(車のサブスク)もローンと同じように利用料金に手数料(金利手数料みたいなもの)がかかっています。
ですが、どのサービスでも利率を公開していません。そのため、カーリースの手数料(金利相場)や実際の数値を示すことはできません。
カーリースは「手数料がかかる範囲」が広い
カーリース(車のサブスク)では、どのリース会社も手数料(金利手数料みたいなもの)を公開してませんが、カーローンと比べて手数料がかかる範囲に違いがあります。
それぞれの手数料がかかる範囲は下表のとおりです。
カーリース (車のサブスク) |
車両の使用料、新車登録の諸費用、 自動車税、自動車重量税、 自賠責保険料、車検代、 点検・整備・メンテナンス費用、 |
---|---|
カーローン | 車両価格、新車登録の諸費用 |
このように、カーリースは手数料がかかる範囲が広いです。
そのため、最終的な支払額はカーローンと比べて高くなります。
たとえば、200万円の車をカーリースとローンそれぞれの手数料のかかり方を見比べてみます。
項目 | 車のサブスク | カーローン |
---|---|---|
車両本体価格 | 200万 | 200万 |
諸費用 | 10万 | 10万 |
税金 | 20万円(期間分) | 別途支払い |
メンテナンス費用 | 10万円 | 別途支払い |
合計 | 240万 | 210万 |
手数料 (金利手数料) |
240万に対して | 210万に対して |
このように車のサブスクは税金やメンテナンス費用に対しても手数料がかかるので、トータルの支払額が高くなります。
カーリースはトータル費用面でカーローンと比べて損します。
カーリース(車のサブスク)とカーローンは何が違うの?
カーリース(車のサブスク)とカーローンは契約の前提条件が違います。
カーリース:契約終了後は車を返却
カーローン:車を購入を前提
そもそもの性質が違うので手数料(金利手数料)や支払金額だけで決められる単純なものではありません。
どちらも費用面以外のメリット・デメリットもあり、自分に合う方法でクルマを利用するのが大切です。
カーリースとカーローンの特徴を理解し、どちらが自分に合うのか検討しましょう。
カーリース | カーローン | |
---|---|---|
所有権 | なし | あり |
頭金 | 不要 | 必要 |
初期費用 | 不要 | 必要 |
法定費用 (税金・自賠責保険) |
定額料金に込み (実費の負担なし) |
実費の負担 |
車検代 | 定額料金に込み (実費の負担なし) |
実費の負担 |
メンテナンス費用 | 定額料金に込み (実費の負担なし) |
実費の負担 |
任意保険料 | 定額料金に込み ※ (実費の負担なし) |
実費の負担 |
走行距離の制限 | あり | なし |
改造・カスタマイズ | 原則不可 | 可 |
※サービスによっては任意保険料は別途支払いとなります。
カーリースは、利用者に所有権がありませんので車を使用するうえでいくつかの制限があります。
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あくまでも車を借りている状態ですのでレンタカーに近い使い方ですが、同じクルマに乗り続けられるのでマイカーに近い感覚で楽しめます。
カーリースは、はじめに残価(契約終了時の予想下取り価格)を設定をし、車両本体価格から残価を差し引きます。
差し引かれた車両本体価格に税金や保険料、メンテナンス費用、各種手数料を加えた金額を契約月数で割った金額(月額料金)を月々支払っていきます。
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月額料金を払うことでクルマを利用可能。月額料金は定額なので毎月同じ金額で出費がわかりやすく管理しやすいです。
また、月額料金には税金や車検、メンテナンス費用が含まれているので、それぞれ個別に手続きしたりその都度費用の支払いをしなくていい便利さがあります。クルマを購入するよりも手間がかからず、煩わしさがありません。
これに対し、カーローンは税金や車検、メンテナンス費用をローンに組み込むことはできません。
それぞれ個別に手続きや支払いを自分でやらなければいけません。車検時にはまとまった出費があるなど負担が大きくなるケースもあります。
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カーリース(車のサブスク)とローンの金額の比較
カーリース(車のサブスク)を利用した場合と、カーローンで購入し返却した場合を、利用期間5年で比較してみました。
なおカーリースは、契約満了時に車両を返却するだけでなく、車両がもらえるプランもあります。
ここでは返却プランと車がもらえるプランの両方で金額を比較しています。
※任意保険料は含めていません。
車種…トヨタ・ヤリス グレード…X 利用期間…5年
カーリース(返却プラン)とカーローンの金額の比較
リース会社…コスモMyカーリース
カーローン…トヨタファイナンス 実質年率4.8%
5年後の下取り価格…車両本体価格の30%で計算
コスモMyカーリース | カーローン (実質年率4.8%) |
|
---|---|---|
①車両代 | リース料に含まれる (定額料金) |
1,455,000円 |
②法定費用・手数料 | 285,600円 | |
③メンテナンス費用※ | 218,000円 | |
④金利手数料 | 190,208円 | |
⑤5年後の下取り価格 | - | 436,500円 |
⑥合計 (①+②+③+④-⑤) |
2,191,200円 | 1,712,308円 |
⑦月々の支払額 (⑥÷60ヶ月) |
36,520円 | 28,538円 |
5年後の手続き | 車を返却 | 車を売却 |
※コスモMyカーリースは「メンテナンスパック ゴールドパック(月額6,270円)」に加入
結果的に、カーローンで購入するほうが月々の支払額は約8,000円、総支払額は約50万円も得することになります。
カーリースは、まとまったお金を用意しなくていい、税金や車検など面倒な手続き・支払いなど面倒なことがないなどこれらの手間賃も含まれているため、カーローンよりも料金は高めとなっています。
カーリース(車がもらえるプラン)とカーローンの金額の比較
リース会社…MOTAカーリース
カーローン…トヨタファイナンス 実質年率4.8%
MOTAカーリース | カーローン (実質年率4.8%) |
|
---|---|---|
①車両代 | リース料に含まれる (定額料金) |
1,455,000円 |
②法定費用・手数料 | 285,600円 | |
③メンテナンス費用※ | 218,000円 | |
④金利手数料 | 190,208円 | |
⑤合計 (①+②+③+④) |
2,613,600円 | 2,148,808円 |
⑥月々の支払額 (⑤÷60ヶ月) |
43,560円 | 35,813円 |
※MOTAカーリースは「メンテナンスパックプレミアム(月額9,240円)」に加入
契約終了時に車がもらえるプランは、通常のサブスクとは異なり期間中に車両代金を全額払うため料金は高くなります。
一般的なカーリースとは異なり、車両を返却しなくていいので資産として車を手元に残すことができます。ただし、資産として車を残すなら自動車ローンで購入するほうがお得です。
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カーリース(車のサブスク)はこんな人におすすめ!
カーリース(車のサブスク)は、税金や保険料、メンテナンス費用がコミコミで月々定額料金なので出費がわかりやすく管理がラク。家計を預かる身としては、車に関する出費が明確にわかっているのはありがたいですよね。
毎月決まった金額で家計管理をラクに済ませたい人にカーリースはおすすめです。
車をカーローンで購入する場合、購入するまでに何度も来店や商談したり様々な手続きが必要ですが、カーリースはWEB上で契約完了でき来店は1回で済むケースが多いです。
サービスによっては自宅納車で対応してくれるので、来店不要で車に乗り始めることもできます。とにかく手間をかけずに車に乗りたい人にもカーリースの利用に向いています。
また、カーリースは乗り換えもラクに行なえます。
契約期間が決まっているので、数年ごとに新しい車に乗り換えたり、ライフステージの変化に合わせて柔軟に乗り換えたりできるメリットがあります。
カーリースでは契約終了後に車を返却するだけなので乗り換える手間を省けます。
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まとめ
カーリース(車のサブスク)は手間を最小化してクルマに乗ることができます。
車に乗るうえで費用面の安さよりも、ある程度お金を払うことで車に関する面倒なことは極力避けたい人にはカーリースが合っていると言えるでしょう。
また、クルマの維持・管理を契約会社にお任せできるので、車のことが詳しくない方管理が面倒だと感じる方にもカーリースはおすすめです。